海流の使い方Ⅱ

1 ロゼット発電

海流発電は、海流の影響を利用して水車を回転させ、発電機を駆動して電気を発生させます。海流発電所は通常、海面に浮かんでおり、鋼製のケーブルとアンカーで固定されています。海上に花輪のような形をした海流発電所があり、「花輪型海流発電所」と呼ばれています。この発電所は一連のプロペラで構成されており、その両端がブイに固定されており、発電機はブイ内に収納されています。発電所全体が、来客用の花輪のように、海流の方向に向かって海に浮かんでいます。

2 バージ式海流発電

この発電所は米国が設計したもので、実際には船なので、動力船と呼ぶのが適切です。船の両側には巨大な水車があり、海流に押されて常に回転し、発電機を駆動して電気を生み出します。この発電船の発電能力は約5万キロワットで、発電した電気は海底ケーブルを通じて陸上に送られる。強風や大波が発生した場合には、風を避けて近くの港まで航行し、発電設備の安全を確保します。

3 パラセーリング海流発電所

1970 年代後半に誕生したこの発電所も船上に建設されました。 50 個のパラシュートを長さ 154 メートルのロープにつないで、海流からエネルギーを集めます。ロープの両端を結んで輪を作り、流れの中に停泊している船の船尾にある2つの車輪にロープを掛けます。流れの中で繋がれた50個のパラシュートが強い流れによって推進されます。リングロープの片側では、海流によって強風のように傘が開き、海流の方向に沿って移動します。輪になったロープの反対側では、ロープが傘の上部を引っ張ってボートに向かって移動し、傘が開きません。その結果、パラシュートに結ばれたロープが海流の作用を受けて繰り返し動き、船の2つの車輪が回転し、それに応じて車輪に接続された発電機も回転して発電します。

4 発電用超電導技術

超電導技術は急速に発展し、超電導磁石が実用化され、人工的に強い磁場を形成することも夢ではなくなりました。このため、黒潮の中に3万1000ガウスの超電導磁石を置けば、強い磁場を通過する際に磁力線が切れ、1500キロワットの発電が可能になるという専門家もいる。

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